パーシー・スレッジ(Percy Sledge、1941年11月25日 - 2015年4月14日 )は、アメリカ合衆国の歌手。R&B/ソウルの分野で活動し、1966年に「男が女を愛する時」を大ヒットさせた。2005年にはロックの殿堂入りを果たしている。

来歴

アラバマ州レイトンの田舎で生まれた。ラジオでカントリーを聴きながら育ち、21歳になるまで黒人の歌手がいることを知らなかったという。1960年代には看護師として働きながらThe Esquiresというグループで歌っていたが、クイン・アイヴィーというDJの勧めによりソロ活動を始める。

フェイムのリズム・セクションが演奏を担当した1966年のデビュー・シングル「男が女を愛する時」は、『ビルボード』誌のR&Bシングル・チャートとBillboard Hot 100の両方で1位を獲得する大ヒットを記録した。この曲は、アトランティック・レコードのシングルとしては初めてゴールドディスクに達した。同曲はイギリスでも大ヒットして、全英シングルチャートで4位に達した。また、同曲を収録したアルバム『男が女を愛する時』(1966年)は、『ビルボード』誌のR&Bアルバム・チャートで2位、総合チャートのBillboard 200で37位に達した。

スレッジは1960年代後半を通じて10曲を『ビルボード』誌のR&Bシングル・チャートのトップ100に送り込み、うち4曲で同チャートのトップ10入りを果たした。1970年代に入るとヒット曲に恵まれなくなるが、1974年にはカプリコーン・レコードに移籍し、同年に発表された「アイル・ビー・ユア・エヴリシング」はR&Bシングル・チャートで15位に達したのに加えて、5年振りに総合チャートのBillboard Hot 100にもチャート・インしている。

1983年にはモニュメント・レコードからアルバム『Percy!』を発表。その後10年以上にわたってアルバムのリリースは途絶えるが、1987年、「男が女を愛する時」がイギリスで再ヒットして、オリジナル・リリース時を上回る全英2位に達した。1995年にはヴァージン・レコード傘下の、ポイント・ブランク・レコーズからアルバム『Blue Night』を発表。同アルバムにはスティーヴ・クロッパーやボビー・ウーマックがゲスト参加した。

2014年2月に肝癌のため入院し、予定されていたツアーが中止となった。そして、2015年4月14日にルイジアナ州バトンルージュの自宅で死去。享年73。

代表曲

関連項目

  • アトランティック・レコード
  • ダン・ペン
  • スプーナー・オールダム

脚注


パーシー・スレッジ 野中サンハウスのブログ

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