Library of the Year(ライブラリー・オブ・ザ・イヤー、LoY)は、先進的な活動を行っている図書館に対して贈られる賞。日本ではNPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)が、アメリカ合衆国ではライブラリー・ジャーナル誌が実施している。ドイツでは、ドイツ図書館協会が実施しているBibliothek des Jahresがある。

日本

日本ではNPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)がLibrary of the Yearを授与している。これからの図書館のあり方を示唆するような先進的な活動を行っている機関(図書館に関する活動やWeb上のサービスを含む)を対象としており、毎年図書館総合展のフォーラムとして開催されている。

選考

2017年(平成29年)時点の選考委員は約15人であり、現役の図書館員、図書館情報学研究者、編集者などからなる。毎年春頃には選考委員と一般から候補館や活動を募集し、6月頃に選考委員による第一次選考会を行う。8月頃には、第一次選考会を通過した候補館・活動について第二次選考会が行われ、4件程度を優秀賞に決定する。11月頃の図書館総合展では、第二次選考会を通過した候補館・活動について最終選考会が行われ、候補館・活動によるプレゼンテーション、審査員による質疑などを踏まえて大賞が決定される。第二次選考会と最終選考会は一般の方の聴講も可能であり、最終選考会で一般の方の得票が最も多かった候補館・活動にはオーディエンス賞が授与される。

歴史

2001年(平成13年)に図書館情報学者の高山正也や国立国会図書館のスタッフなどからなる任意団体知的サービス研究会が発足した。知的サービス研究会は年数回の頻度でフォーラムを開催していたが、2003年(平成15年)7月にはNPO法人知的資源イニシアティブを設立し、2006年(平成18年)にLibrary of the Yearを初開催した。

受賞機関

アメリカ合衆国

脚注

外部リンク

  • Library of the Year 知的資源イニシアティブ
  • Awards Library Journal

空手家図書館員の奮戦記 再始動、Library of the Year!(私も選考委員の末席に加わりました!)

賞選考会の日だー。 ちばてつやのブログ『ぐずてつ日記』

Stapleton Library / Andrew Berman Architect ArchDaily

Library of the Year2022 優秀賞を授賞! 最終選考会パブリックビューイングを開催します お知らせ

【パネル・審査】(図書館総合展/知的資源イニシアティブ)「Library of the Year (LoY) 2018最終選考会」 弁護士