瀬口 哲夫(せぐち てつお、1945年 - )は、大分県出身の建築学者。専門は都市計画・地域計画。博士(工学)(東京大学・1976年)。名古屋市立大学名誉教授。

近代建築などの歴史的遺産を活用したまちづくり、都市景観や土地利用を踏まえた都市計画について研究している。2018年から博物館明治村理事。

経歴

  • 1969年 - 名古屋大学工学部建築学科卒業。
  • 1971年 - 東京大学工学系大学院修士課程(建築学)修了。
  • 1975年 - 東京大学工学系大学院博士課程(建築学)修了。単位取得満期退学。
  • 1975年 - 名古屋大学工学部建築学科助手。
  • 1976年 - 東京大学工学系大学院から博士(工学)授与。博士論文は「設計方法における言語論的アプローチに関する研究」。
  • 1978年 - 豊橋技術科学大学建設工学系助教授。
  • 1986年~1987年 - ロンドン大学建築都市学部客員研究員。
  • 1996年 - 名古屋市立大学芸術工学部教授。
  • 2004年 - 名古屋市立大学芸術工学部長。
  • 2004年 - 名古屋市立大学大学院芸術工学研究科長。
  • 2011年 - 名古屋市立大学名誉教授。

受賞

  • 1996年 - 日本建築士会連合会業績賞
  • 2004年 - 日本建築学会賞(業績)
  • 2010年 - 日本建築学会賞(論文)
  • 2012年 - 日本都市計画学会功績賞
  • 2018年 - 小牧市市政功労者表彰
  • 2021年 - 各務原市市政功労者表彰
  • 2024年 - 瑞宝中綬章

著書

単著

  • 『都市・町の建築』グラフィック社、1981年
  • 『建築の装飾 建物に棲む動物たち』グラフィック社、1983年
  • 『英国建築事情 上』建築ジャーナル社、1991年
  • 『英国建築事情 下』建築ジャーナル社、1991年
  • 『わが町ビルヂング物語』樹林舎、2004年
  • 『名古屋をつくった建築家 鈴木禎次』C&D出版、2004年
  • 『官庁建築家・愛知県営繕課の人々』C&D出版、2006年
  • 『官庁建築家・名古屋市建築課の人々とその設計』C&D出版、2009年
  • 『名古屋の近代住宅』瀬口哲夫、2013年

共著

  • 日本建築学会東海支部歴史意匠委員会 編『東海の近代建築』中日新聞社、1981年
  • 『近代建築ガイドブック 東海・北陸編』鹿島出版、1982年
  • 西村幸夫 監修『日本の町並み 1 近畿・東海・北陸』平凡社、2003年

脚注


英国建築事情 上下揃 / 瀬口哲夫 Natsume Books

公開シンポジウム2001議事録

瀬口裕|note

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