兵庫女王盃(ひょうごじょおうはい)は、兵庫県競馬組合が園田競馬場ダート1870mで施行されている地方競馬の重賞競走(ダートグレード競走)である。格付けはJpnIII。正式名称は「農林水産大臣賞典 兵庫女王盃」。
概要
2022年、地方競馬が主体となってダートグレード競走の競走体系の見直しに取り組むこととなった。古馬牝馬限定戦に於いては、下半期に実施されるJBCレディスクラシックを除き大目標となるレースが存在していなかったことを踏まえ、2024年以降、エンプレス杯が時期変更・負担重量の定量戦への移行し、新たに上半期の牝馬の最大目標に位置づけられた。
同時に、(2023年以前の)エンプレス杯の前哨戦であったTCK女王盃は、地方競馬各地区より目標レースを頂点とした競走体系を整備する目的から、東日本の大井競馬場から西日本の園田競馬場へ移設され、新たに『兵庫女王盃』として実施されることになった。
開催時期は(2024年以降の)エンプレス杯に併せ、4月上旬に設定されるとともに、GRANDAME-JAPANシリーズの対象競走に組み込まれる。
ファンファーレは従来の重賞競走ファンファーレではなく、当レースの創設に合わせて新たに作成されたダートグレード競走専用のオリジナルファンファーレを使用。2024年4月4日、BrassBand H.B.B.による生演奏にて初披露された。
条件・賞金等
- 出走資格
- サラブレッド系4歳以上牝馬
- 負担重量
- 別定。
- 54kgを基本に、本年3月29日までのGI/JpnI競走の1着馬は2kg増、GII/JpnIIおよびGIII/JpnIII競走の1着馬は1kg増(ただし2歳時の成績を除く)となる。
- 賞金
- 1着3000万円、2着1200万円、3着750万円、4着450万円、5着300万円。
- 副賞
- 農林水産大臣賞、日本中央競馬会理事長賞、日本馬主協会連合会長奨励賞、(一社)日本地方競馬馬主振興協会会長賞、地方競馬全国協会理事長賞、関西スポーツ5社賞、(一社)兵庫県馬主協会会長賞、NAR生産牧場賞、兵庫県競馬組合管理者賞。
歴史
- 2024年 - 創設(TCK女王盃の移設だが、第1回となる)。
歴代優勝馬
すべて園田競馬場ダートコースで施行。
脚注
参考文献
注釈
出典
各回競走結果の出典
- 兵庫女王盃 歴代優勝馬 - 地方競馬全国協会
- JBISサーチ
- 2024年
外部リンク
- 兵庫女王盃|ダートグレード競走特設サイト - 地方競馬全国協会




